2017年2月22日水曜日

2017.02.22 『5年 委員会活動 カンナの球根をアメリカへ送る』

安田小学校のカンナ、総理夫人の手でアメリカ合衆国へ

2月初旬に5年生の学級委員・児童会委員が安田小学校で育てているカンナの球根を掘り上げました。

安田小学校のカンナを是非アメリカ合衆国へ持っていきたいという急な依頼が届いたからです。先日トランプ大統領との首脳会談のため、安倍総理大臣はアメリカ合衆国を訪問されました。掘り上げたカンナは、その時、同行された安倍総理の奥様・昭恵さんが、アメリカ合衆国へ持参されました。

昭恵さんは、ワシントンのギャロデット大学や全米さくら祭教会で、カンナプロジェクトの説明をされました。両者ともカンナの球根を是非植えてみたいということになり、大使館を通じてワシントンの小学校へ球根を送ることが決まりました。

安田小学校から送られたカンナの球根が、子どもたちの手で植栽され、アメリカ合衆国の地へ根付き、平和な未来・平和な世界を一緒に考えるバトンとなってくれることを願っています。

 
※ カンナプロジェクトとは

原爆が落とされて70年以上草木も生えないと言われた広島に、それも爆心地から820メールしか離れていないところに1か月後、真っ赤なカンナの花が咲きました。
 
このカンナの力強さに心打たれた橘凛保さんは、カンナを咲かせて原爆のことを世界中の人に知らせること、カンナを平和・希望の象徴として世界中に広めていきたいという思いで「カンナプロジェクト」を立ち上げられました。

そして、「広島に咲いた希望の花カンナ」の球根を「平和のバトン」として全国の学校に持参し、一緒に植栽をする活動をしてこられました。
 
安田小学校は2010年にこの活動に賛同し、カンナの球根を育て、日本各地の学校へ送ってきました。その活動を担ってきたのは、主に代表委員会を中心とした高学年の子どもたちや栽培委員会の子どもたちでした。
 
今、カンナは日本全国26都道府県、世界13か国にリレーをされています。