2016年7月8日金曜日

2016.07.04 『6年 Hiroshima in the World』

7月4日、6年生は「グローバル人材プロジェクト」の一環として、Hiroshima in the World
というイベントをしました。

目的は、広島の子供として平和と戦争について知ることと、自国以外で活躍する人の生き方を学ぶことです。

広島平和研究所の研究員であるMr. Jacobsに来ていただき、広島・長崎以外にも核実験、ウラン採掘、原発の事故による“ヒバクシャ“が世界中にたくさんいることなどを教えていただきました。
児童たちは、ネバダ州の核実験が900回以上にものぼることなどに驚きましたが、一番印象に残ったのは、「地球にはもともと境界線はないけれど、人間が国境などの境界線を作っている」「どこの人たちも文化や習慣が違っていても、安全に楽しく暮らして家族や友達といい人生をおくりたいという願いはみんな同じ」ということでした。

 
 
安田の児童からは「伸ちゃんの三輪車」の英語での朗読をプレゼントしました。
シーンに合う絵も児童が描き、とても真剣に聞いていただきました。とくに、普段の英語の授業をがんばっている児童は感情をこめて読んだり、暗記をしていたりしました。
 
Mr. Jacobsが「資料館では何度も見たその三輪車にそんな個人的な話があったとは知らなかった。教えてくれてありがとう。」とおっしゃると、児童の顔から「やった!朗読をがんばった甲斐があった。」という喜びの表情がにじみ出ていました。

広島で育つ子供の使命として何かを伝えようという意識ができたのではないでしょうか。